東急田園都市線と東急世田谷線が乗り入れる「三軒茶屋」駅周辺は、都心へのアクセスの良さと、暮らしやすい住環境を兼ね備えた人気のエリアです。
駅周辺にはスーパーマーケットや飲食店、商店街などが集まり、日々の買い物から休日の食事まで、さまざまな目的に応じた店舗を利用できます。
昭和の面影を残す昔ながらのお店と、個性的なカフェやレストランなどが共存していることも、三軒茶屋ならではの魅力です。
駅前には多くの人が行き交う活気ある街並みが広がっていますが、大通りから一本内側へ入ると、落ち着いた住宅街へと雰囲気が変わります。
周辺では地域に根付いた催しも行われており、休日には街を散策したり、緑道沿いを歩いたり、ランニングを楽しんだりと、身近な場所で思い思いの時間を過ごせます。
今回ご紹介するのは、三軒茶屋駅から徒歩5分の場所に完成した共同住宅「I-AREA taishido Ⅱ(アイエリア太子堂Ⅱ)」です。
外観デザインだけでなく、明るさや開放感、収納、設備、生活動線まで細部にこだわった、ハイクオリティな共同住宅に仕上がりました。
外観は明るいグレーを基調とし、外階段や玄関扉、窓まわりにダークカラーを組み合わせました。
淡い色合いの外壁と黒を基調とした設備を対比させることで、周辺の住宅街になじみながらも、建物全体がすっきりと引き締まって見えるデザインに仕上げています。
外壁には異なる凹凸や横方向のラインを持つ素材を組み合わせ、シンプルな色調の中にも立体感を持たせました。
太陽の光が外壁に当たることで柔らかな陰影が生まれ、見る角度や時間帯によって建物の印象が変化します。
建物正面に設けた外階段には、細い縦格子を連続して配置しています。
縦方向のラインが建物の高さを印象づけるとともに、階段を利用する方の姿や視線を適度に遮り、共用部分のプライバシーにも配慮しました。
完全に壁で囲うのではなく、格子の間に隙間を設けることで、光や風を通しながら、外階段そのものを建物のデザインに取り込んでいます。
上階の共用通路には大きく張り出した庇を設け、雨や強い日差しの影響を受けにくい空間としました。
庇や共用通路の天井、玄関まわりには複数の照明を配置しています。夜間には足元や玄関扉の周辺が明るく照らされ、安心して移動できるよう配慮しています。
外壁に取り付けた照明は、周囲を明るくするだけでなく、外壁の素材感や凹凸を際立たせる演出としても機能します。
窓から漏れる室内の柔らかな光と、外壁や庇に設けた照明が重なることで、夜には昼間とは異なる温かみのある外観が浮かび上がります。
各住戸の室内は白を基調とし、淡い木目調のフローリングを組み合わせた、明るく清潔感のある空間です。
壁、天井、建具、キッチン設備を明るい色合いで統一することで、限られた面積にも圧迫感を与えにくく、室内をすっきりと広く感じられるようにしています。
窓は住戸の形状に合わせて複数の方向や高さに配置し、室内の奥まで自然光を届けられるよう設計しました。
床に近い生活空間だけでなく、吹き抜けやロフトに近い高い位置にも窓を設けることで、縦方向に広がる室内全体へ光を取り込んでいます。
上階の住戸には、天井の高さを生かした吹き抜けを設けました。
居室から天井へ視線が抜けることで、床面積だけでは表現できない縦方向への広がりが生まれ、開放感のある住空間となっています。
室内の照明には、天井照明に加えてレール式のスポットライトを採用しました。
複数の照明を異なる方向へ向けられるため、キッチンや居室、吹き抜け、ロフトなど、必要な場所を効果的に照らすことができます。
天井の高さや梁の形状に合わせて照明を配置することで、夜間にも室内の立体感や奥行きを感じられる空間に仕上げています。
住戸によっては室内物干しに利用できる設備も設け、雨の日や外に洗濯物を干しにくい日にも対応できるようにしています。
上階の住戸には、天井の高さを生かしたロフトを設けています。
居室とロフトの間には大きな開口部を設け、上下の空間を完全に分断しない構成としました。
ロフトにいても居室の様子を感じられ、居室からも上部へ視線が抜けるため、それぞれの空間を使い分けながら一体感を保てます。
ロフトは、衣類や季節用品を置く収納場所としてだけでなく、寝室、趣味のスペース、読書やくつろぎの場所など、暮らし方に合わせて活用できます。
ロフトの床には居室と調和する明るい木目を採用し、白い壁面との組み合わせによって、温かみのある空間に仕上げました。
ロフトへの移動には室内階段を設けています。
一般的な梯子と比べて足を掛ける位置が安定しているため、ロフトを日常的な生活空間として利用しやすく、荷物を持って移動する際の負担も抑えられます。
階段を室内の壁際へまとめることで、居室の中央に家具を配置できる床面を確保し、生活動線を妨げにくいよう工夫しました。
床面だけでなく、縦方向の空間も有効に活用することで、限られた住戸面積の中に、暮らしの幅を広げる空間をつくり出しています。
キッチンは、白を基調とした室内になじむシンプルなデザインです。
グリル付きの2口ガスコンロを備え、片方のコンロで加熱調理をしながら、もう一方で汁物を作るなど、複数の料理を同時に進められます。
シンクとコンロの間には調理スペースを設け、食材の下ごしらえから加熱、盛り付けまでをスムーズに行えるよう配慮しました。
キッチンの上部には吊戸棚を設け、食器や調理器具、食品などをまとめて収納できるスペースを確保しています。
正面には油汚れや水はねを拭き取りやすいキッチンパネルを採用し、毎日の手入れがしやすい仕様としました。
キッチンの近くには窓を設け、自然光を取り込むとともに、調理中の換気にも配慮しています。
キッチンや水まわりに近い位置へ洗濯機置き場を配置した住戸では、調理と洗濯を並行して進めやすく、日々の家事動線を短くまとめています。
限られた空間の中に、調理設備、収納、家事動線を効率よく配置した、日常的に使いやすいキッチンです。
玄関には収納力のあるシューズボックスを設けています。
靴や傘、外出時に使用する小物などをまとめて収納できるため、玄関まわりに物を出したままにせず、室内をすっきりと保てます。
収納扉を壁面と同じ白で仕上げることで、大きさのある収納を設けながらも圧迫感を抑えました。
玄関の近くにも窓を配置し、自然光が入りやすい明るい空間としています。
玄関から居室へ入った際に、吹き抜けやロフトまで視線が抜けるため、住戸へ足を踏み入れた瞬間から開放感を感じられます。
玄関扉から居室、キッチン、階段、ロフトまでをひと続きの空間として構成することで、限られた面積の中にも奥行きと広がりをつくり出しました。
収納設備を壁際へまとめることで、室内の通路を確保し、帰宅後の移動や荷物の出し入れを行いやすくしています。
浴室は白を基調とし、壁面の一部に濃い色のアクセントパネルを採用しました。
明るく清潔感のある浴槽や床に、落ち着いた色合いの壁面を組み合わせることで、コンパクトながらもくつろぎを感じられる空間に仕上げています。
浴室内にはシャワー、鏡、収納棚などを使いやすい位置に配置し、毎日の入浴や手入れをスムーズに行えるようにしました。
トイレをはじめとした水まわりも、室内全体と同様に白を基調としたシンプルなデザインで統一しています。
洗濯機置き場はキッチンや浴室に近い位置へ設け、日常の家事を効率よく進められるよう配慮しました。
限られた面積を有効に活用しながら、それぞれの設備を使いやすい位置にまとめ、清潔感と機能性を備えた水まわりに仕上げています。
明るいグレーを基調とした外観、高い天井と吹き抜けのある居室、室内階段でつながるロフト、収納力のある玄関、使いやすいキッチンと水まわりを備えた「I-AREA taishido Ⅱ」。
三軒茶屋駅から徒歩5分という利便性の高い立地を生かしながら、限られた空間を縦方向にも有効活用し、デザイン性と暮らしやすさを兼ね備えた共同住宅となりました。
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