今回ご紹介する施工例01では、住まいの計画から基礎、構造、断熱、内外装工事を経て、一棟の戸建住宅が完成するまでの工程をご覧いただけます。
完成後には見えなくなる部分も含め、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねながら、安心して快適に暮らせる住まいをつくり上げました。
住まいづくりは、ご家族の暮らし方やご要望を伺うことから始まります。間取りや生活動線、収納、設備などを整理し、敷地条件に合った住まいの形を具体化していきました。
建物を安全に支えるため、着工前に敷地の地盤状態を確認します。調査結果を基に、建物の荷重を支える基礎の仕様や、必要な地盤対策を検討しました。
基礎を設ける部分の地面を掘削し、砕石を敷き詰めて転圧します。
地面を平らに整えながら十分に締め固めることで、基礎を安定して支えるための下地を形成しました。
地面から上がる湿気が建物内部へ入り込むのを抑えるため、基礎の下に防湿フィルムを施工しました。
フィルムを敷地の形状に合わせて広げ、継ぎ目や端部まで丁寧に処理しています。
基礎の外周に沿って型枠を組み、コンクリートを流し込む範囲と高さを整えます。
建物の形状や設計寸法を確認しながら、基礎の輪郭を正確につくっていく工程です。
基礎の内部には、コンクリートを補強する鉄筋を格子状に配置しました。
床面や立ち上がり部分の鉄筋を設計に沿って組み、建物全体の荷重をしっかりと受け止められる構造をつくります。
配筋と型枠の確認後、基礎部分へコンクリートを打ち込みます。
床面が均一になるよう丁寧に仕上げ、コンクリートを十分に硬化させることで、建物を支える強固な基礎を形成しました。
外部や地面からの水分が建物内部へ入り込むのを防ぐため、必要な箇所に防水処理を施します。
基礎まわりや接合部分まで確認し、完成後も湿気や雨水の影響を受けにくい構造に整えました。
完成した基礎の上に、建物の骨組みを支える木製の土台を設置しました。
基礎から出ているアンカーボルトなどを使用して土台を固定し、柱や梁を組み上げるための準備を進めます。
土台の上に柱や梁を組み、建物の骨格となる木造躯体をつくっていきます。
各階の床や壁の位置を確認しながら木材を組み合わせることで、平面だった基礎の上に住まいの形が現れていきました。
柱や梁、床、屋根部分を組み上げ、建物全体の構造が完成する上棟工事を行いました。
足場を設けた状態で木材を一本ずつ組み、接合部を固定しながら、三階建ての建物を立体的につくり上げています。
柱と柱の間には、斜め方向へ筋交いを配置しました。
地震や強風によって建物へ横方向の力が加わった際に、躯体の変形を抑えるための重要な構造部材です。
筋交いと柱、梁の接合部分には、専用の金物を取り付けています。
木材同士をしっかりと固定することで、筋交いの働きを十分に発揮させ、建物全体の構造を補強しました。
壁や天井の内部には、室内の温度を保ちやすくする断熱材を施工しました。
木材の間にできるだけ隙間が生じないよう納めることで、外気の暑さや寒さが室内へ伝わるのを抑えています。
雨の影響を直接受けるベランダの床には、防水処理を施しました。
床面だけでなく、壁の立ち上がりやサッシまわりまで丁寧に施工し、雨水が建物内部へ入り込まないよう配慮しています。
建物の外側に外壁材や軒天、雨樋などを取り付け、住まいを雨風から守る外装を整えていきます。
外壁は白を基調に、バルコニーや玄関まわりへダークカラーを組み合わせ、立体感のある外観に仕上げました。
室内では壁や天井の下地を整え、クロスや床材、建具などを施工します。
白を基調とした壁面に明るい木目の床材を組み合わせ、自然光が室内へ広がりやすい、清潔感のある空間に仕上げていきました。
建物の完成に合わせて、玄関アプローチや門柱、駐車スペースなどの外構を整えました。
白とダークカラーを組み合わせた建物に合わせ、縦格子や舗装材にも統一感を持たせています。
キッチン、洗面台、トイレ、収納、カウンターなど、日々の暮らしに必要な設備を設置しました。
キッチンには調理スペースや収納を備え、リビング・ダイニングとのつながりを感じられる対面式の配置としています。
階段横には窓とカウンターを設け、自然光が入る場所を、仕事や勉強、家事などに活用できるスペースに仕上げました。
洗面台や建具には落ち着いた色合いを取り入れ、白と木目を基調とした室内をすっきりと引き締めています。
完成した外観は、白い外壁と深みのあるダークカラーを組み合わせた、シャープで落ち着きのあるデザインです。
室内は白い壁面と明るい木目調の床材を基調とし、複数の窓から自然光が広がる、明るく開放的な空間に仕上がりました。
リビング・ダイニングには大きな窓を設け、対面キッチンや階段、カウンタースペースへ自然につながる間取りとしています。
居室には壁面を生かした大型のクローゼットを設置しました。衣類や生活用品をまとめて収納できるため、室内をすっきりと保てます。
バスルームは白を基調に、深みのあるブラウンのアクセントパネルを採用。洗面台にもダークカラーを取り入れ、落ち着きのある水まわりにまとめました。
建築設計から地盤、基礎、構造、断熱、内外装工事まで、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねて完成した施工例01。
完成後のデザインや使いやすさだけでなく、建物を支える見えない部分にも配慮した、安心して長く暮らせる戸建住宅となりました。
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