住まいの完成後には見えなくなる基礎や柱、断熱材、防水処理なども、安心して長く暮らすために欠かせない大切な部分です。
今回ご紹介する施工例05では、建物を支える基礎工事から、木造躯体の組み立て、耐震・防水・断熱工事を経て、戸建住宅が完成するまでの工程をご覧いただけます。
建物の荷重を地面へ伝え、住まい全体を支える基礎工事から建築が始まります。
地面を掘削したあと、床面と立ち上がり部分に鉄筋を細かく配置し、建物の形状に合わせて強固な骨組みをつくりました。
配筋後にコンクリートを打設し、床下まで一体となった基礎を形成。柱や土台を固定するアンカーボルトも、設計に基づいて配置しています。
完成した基礎の上に土台を敷き、柱、梁、床、屋根を順番に組み上げていきます。
建物の骨格となる木材を一本ずつ組み合わせ、金物で固定することで、各階の構造と屋根の形が徐々に現れていきます。
屋根には勾配を設け、周辺環境や建物の形状を生かした、縦方向に広がりのある住まいをつくりました。
柱と梁の接合部分には、用途や位置に合わせた耐震金物を取り付けています。
壁の内部には斜め方向の筋交いを配置し、地震や強風によって建物に横方向の力が加わった際にも、変形を抑えられるよう補強しました。
柱と基礎をつなぐ金物やボルトも設置し、建物の骨組みをそれぞれの方向から支える構造としています。
雨水が建物内部へ入り込まないよう、バルコニーや窓まわりなど、雨の影響を受けやすい場所に防水処理を施しています。
バルコニーの床と壁の立ち上がり部分は、継ぎ目や角まで丁寧に施工。窓の下部にも防水シートを回し込み、開口部からの浸水を防ぎます。
外壁の下地にも透湿防水シートを施工し、外からの雨水を遮りながら、壁内部の湿気を外へ逃がしやすい構成としました。
壁や屋根の内部には、室内の温度を保ちやすくする断熱材を施工しています。
柱と柱の間に隙間が生じないよう断熱材を充填し、外気の暑さや寒さが室内へ伝わるのを抑えました。
完成後には見えなくなる部分にも丁寧に施工を行い、一年を通して快適に過ごしやすい室内環境を整えています。
防水処理を終えた外壁にサイディングを張り、屋根材や雨樋などの外装設備を取り付けていきます。
外壁には、明るい色と深みのあるダークカラーを組み合わせ、建物正面に立体感を持たせました。
屋根にも防水下地を施工したうえで屋根材を葺き、雨や風から建物を守る外装を完成させています。
完成した外観は、白を基調とした外壁に、ダークブラウンの外壁材を組み合わせた落ち着きのあるデザインです。
建物正面を縁取るようにダークカラーを配置し、バルコニーと玄関まわりを一体的に見せることで、縦方向の高さと奥行きを強調しました。
上部の勾配屋根が建物のシルエットを印象づけ、住宅街の中になじみながらも存在感のある外観に仕上がっています。
玄関扉には、深みのある木目と縦のラインが印象的なデザインを採用しました。
縦長のガラス部分から自然光を取り込みながら、外からの視線を適度に遮ります。電子錠に対応したハンドルも備え、日々の出入りのしやすさにも配慮しました。
室内の玄関は奥行きのある土間とし、壁面には鏡付きの収納を設置。家族の靴や外出用品を整理しやすく、明るくすっきりとした入口です。
寝室は白い壁と明るい木目調のフローリングを組み合わせ、家具やカーテンを合わせやすい内装に仕上げています。
最上階の居室には屋根の形状を生かした勾配天井を採用し、天窓や複数の窓から自然光を取り込めるようにしました。
各居室には収納も設け、寝室、子ども部屋、書斎など、家族構成や暮らし方に合わせて使用できます。
リビング・ダイニングキッチンは、明るい木目調の床が広がる、開放感のある空間です。
天井にはダウンライトを配置し、すっきりとした印象に仕上げました。半透明の引き戸を開閉することで、隣接する空間を緩やかに区切ることもできます。
キッチンには3口ガスコンロ、食器洗い乾燥機、収納力のある引き出しを備えています。対面式の配置により、料理をしながらリビングの様子を見渡せる設計です。
キッチンの奥には棚を備えたパントリーを設け、食品や飲料、調理家電などをまとめて収納できるようにしました。
玄関、廊下、居室、キッチンの近くなど、使用する物に合わせて複数の収納スペースを設けています。
ウォークインタイプの収納には棚とハンガーパイプを配置し、衣類やバッグ、季節用品を種類ごとに整理できるようにしました。
収納を壁面や動線上にまとめることで、各居室に収納家具を増やす必要を抑え、生活空間を広く使えるよう工夫しています。
バルコニーは居室から出入りしやすく、洗濯物や布団を干す場所として利用できる奥行きを確保しています。
壁面を外観と同じ色調で仕上げ、建物全体に統一感を持たせました。庇によって強い日差しや雨の影響を受けにくいことも特徴です。
バスルームは白を基調に、深みのあるダークカラーのアクセントパネルを組み合わせています。
身体をゆったりと預けられる浴槽に加え、シャワー、鏡、カウンター、手すりを使いやすい位置に配置しました。
浴室内には窓も設け、自然光を取り込むとともに、入浴後の換気を行いやすい空間に仕上げています。
基礎や構造、防水、断熱といった完成後には見えない部分から、外観、室内、収納、水まわりまで丁寧に施工した施工例05。
建物の安全性と耐久性を確保しながら、自然光が入る明るい居室と、家族が快適に生活できる設備を備えた戸建住宅となりました。
完成した外観から玄関、各居室、リビング・ダイニングキッチン、収納、バルコニー、バスルームまで、住まいの様子を映像でもご覧いただけます。
完成した外観から玄関、各居室、リビング・ダイニングキッチン、収納、バルコニー、バスルームまで、住まいの様子を映像でもご覧いただけます。
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